よっちゃんのぶっちゃけた話in仙台
2009/1/30
上達の速い人、遅い人 中編
前編より続く
では自己認識力を高める方法を紹介します。出来れば、周りに人のいない静かな場所で試してください。
まず、椅子やソファーなどの腰をかけ、背筋を少し伸ばします。
目を閉じて、口も閉じ、鼻でゆっくりと呼吸します。
まぶたの裏に映る自分を見つめるような気持ちで眉間とこめかみに意識を集中して、「いまそこにいる自分」を感じ続けて下さい。
次に頭の中で「右、左、右、左、右、左、、、、」と言いながら、自分の身体のいろいろな部分の右、左に交互に意識を持ちます。例えば、「右肩、左肩、右の手首、左の手首、右のヒップ、左のヒップ、、」みたいな感じで。
慣れてきましたらテンポを上げて、またもっと具体的に、細かい部分の右、左を分けてください。「右手の親指、左手の親指、右足のかかと、左足のかかと、、、」みたいな具合です。
そして最終的には、自分が意識した身体の各部の右、左を動かしてみてください。同じ動かすにも、「伸ばす、曲げる、回す、ゆらす、、」などいろいろな運動がありますので、どのように動かすかということも意識しながらやってください。
方法はこれだけです。自分の脳と身体を繋げて、それを自分がする運動に繋げる。これが出来てくればステップを覚えられないということも減るでしょうし、新しく習ったテクニックを修得するのもきっと速くなると思います。
普段の生活の中でも、自己認識力は高められます。「右手に持ったグラスの水を飲む、横断歩道で左足から歩き出す、右手でエンジンキーを回し、左手でシフトレバーを動かし、右足でアクセルを踏む」といった感じに、普段無意識にやっていることを、意識を持って行えばいいのです。
自己認識力を高めるということは、言い換えれば自分に対する集中力を高め、維持することです。
次回、後編では上達の速さを左右するもう2つの要素についてお話します!お楽しみに!!